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ダークマターを触りに行く



 「28にもなって漫画が好き?」と言われると眼球周辺が熱くなる。

あハハ。

俺が子供の頃から“漫画好き=コミュニケーション下手”みたいな偏見、あるいは“漫画ばっかり読んでるとバカになるよ”的なお小言だったり‥‥‥

まぁ、言わんとする事の真意は解るがね。



 きっと漫画家の先生方もそう言われて育ってきたトコはあるだろう。
ミュージシャンも似たようなものだ。
知人の子持ちバンドマンが「子供の幼稚園とか行くとさ、バンドマンって肩身狭いぜ~」と、苦笑しながら言っていた。

そんなもんだよな、やっぱり。

‥‥‥漫画の話に戻るが‥‥‥(笑)
昔の漫画はそりゃぁコミュニケーションを舐めてる所があったね、上手く行きすぎる展開とかさ、受け身でも事が運んでいく感じとかさ。
でも昔の漫画にとってはソコは重要なポイントじゃなかったんだろうね。

それを解ってるからだと思うけど、愛する漫画を貶され続けて尚、漫画家になった最近の作家さん達は異常なほどコミュニケーションを題材にしている方が多い気がする。

疎ましいくらいコミュニケーション不足が叫ばれる昨今に、ディスコミュニケーションの代名詞の様に扱われてきた漫画文化が放つ「心の交流」はとても奇妙で根源的だ。
ライブがある俺達ミュージシャンは幸福だ。作品を送り出すのみではなく、ナマの反応を得られる。
しかし、漫画家という送信のみの作り手がコミュニケーションというダークマターに触れに行く。これは面白いパラドックスだ。

その辺が未だに漫画離れ出来ない理由でもある。
まぁ、要は面白いって事。




 それと、最近の漫画が面白い理由をもう一つあげると‥‥

映画制作の様な金銭的、人員的、社会的な制約が極めて少なく、限られた人数で作られた「作品から作者のエゴが透けて見える世界」だからだ。

自分がミュージシャンをやっていて今更こんな事を言うのも遅いが、個人が反映されるほどにあらゆる作品は面白くなる。
だけど常に受け手が大人とは限らない。
不安を抱える人や子供達には他人のエゴが毒になる事めある。
漫画家もミュージシャンも、「人として至らない自分」に甘んじてはいけないのだろう。




チビシー。
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by fozztone | 2009-05-04 01:40 | COMIC
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