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The Sound of Music 全曲解説 9

 夢中でゴボウを切ってたら更新遅れました。
今晩はきんぴらゴボウです。
そして今回はホールケーキです。



M9ホールケーキ

 普段生活する中で男性はまず120パーセント、ホールケーキを購入する事は無い。
花を買ったりする事も全く無い。
つうか女の子も花を買うチャンスは年に何回あるかどうかだろう。
だから偶然そんな機会がやって来るとつい歌にしてみたくなる。

そして稀にそんな事をすると勘ぐられたりもする。面倒臭いもんだな。
「冷めないうちに飲んで」を、実際に言われるシーンは実に背筋が凍る。




 足音はサンプリングした音ではなく、竹尾がヒールの固いブーツで歩いた生音。
ドアの開閉音も、家庭用のドアではなく、スタジオの重い防音扉をガチャコンと閉めた音。

ついでに「answer calling」という言葉の意味だが、これをどこかで見つけた時に「答えは呼んでいる」という意味だと勘違いして、「なんて素敵な言葉なんだ!」と思ってメモった。
後で調べてみると「電話に出て下さい」という意味だった。
全然違った。

まぁそれはそれで良いニュアンスだと思ってホールケーキの歌詞に使った。

ところで、今回の歌詞は今までより部分的な英詞が多い。
これまで自分の中に“日本人に向けて歌うのだから日本語で歌うべきだ”というルールがあったのだが、和製英語の魅力もとても興味深いと思い始めた。

よく『エバーグリーン』などという和製英語に対して「そんな英語はない!」と英語圏の方がお怒りになるが、日本で通じている時点でそれは既に立派な言語だ。

私の大好きな桑田佳祐氏が「勝手にシンドバッド」の歌詞に「胸騒ぎの腰つき」という言葉を使った時、日本の文化人達が一斉に「そんな文法は無い!」とバッシングしたらしいが、2000年代に登場した数々の流行語と比べると十分文学的な表現だと言える。

ましてや桑田氏が現代の日本語詞に与えた影響を考えても、ルールの破壊は時に重要である。

つまり言語には遵守すべき部分はあるが、開拓していくべき部分もあるという事だ。
故に、意欲的に気に入った英語を使ってみようというのもこのアルバムの試みではある。
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by fozztone | 2009-07-24 23:52 | MUSIC
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